職人魂 目指せ!左官鏝 最強ページⅢ | |||||||||||||||
※どんな時も、自らを奮い立たせる勇気は必要だ。 私はその勇気をいつもこのページを見て下さっている皆様から頂いております。 |
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■面引き鏝・・・こんな所でもお役に立っております。 | |||||||||||||||
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今度は栃木県真岡市、 「職人魂」プロデュース「左官鏝/道具」専門店スタート。 |
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次は2015年に開催された展示会での景色です。 | |||||
※建材金物専門商社、(株)辻由が運営するプロシヨップ「OKホーム真岡本社」にて、 当社プロデュースによる左官工具専門コーナーがオープン致しました。 まだまだスタートしたばかりですが、これからも随時補強を行って行きます。 皆様のご来店を心よりお待ちしております。 〒321-4362 栃木県真岡市熊倉町4863-1 >>詳細地図 (Yahoo!MAPS) TEL(0285)82-3326/FAX(0285)84-1871 ■小山店 〒323-0827 小山市神鳥谷288 >>詳細地図 (Yahoo!MAPS) TEL(0285)24-2788/FAX(0285)24-2331 |
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注目を集めるモルタル造形の世界。 今、注目したい工法に「モルタル造形」が挙げられる。 まだまだ認知度は高いとは言えないが完成度のインパクトは強く、商業施設を中心に着実に伸びつつある。 また、同工法の代表格と言えば何と言ってもディーズニーラントでありファンタジーなイメージ、そして時に プロバンス風と世代にとっては親しみ易く今後も益々成長の可能性を秘めた工法と思われる。 しかし残念なのは左官業に置いては「異端」と考えるフシが強く、現在その工法に興味を示しているのは 塗装業や造園・工務店、果ては一般個人と多彩と言えるようだ。 それでもあえて提言するなら、是非左官の皆さんも一度はチャレンジして見てはどうだろうか? 新たな引出を作るチャンスになることはあっても決してマイナスにはならないと思います。 また左官であればこそ本来の実力によって更なる進化も可能だと思われます。 |
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第13回鏝鍛冶と左官の交流会 2012年11月10日~11日IN篠山 | |||
★篠山市左官技術研究会が主催する勉強会が今年も開催されました。 早いもので今回で13回目を数える。 近年では派手な告知を避け、より少数精鋭による、 きめ細かい実践主義に重きを置いてはいるが、それでも60名近い参加者が集いました。 ★課題は「ナマコ壁 墨だし・瓦貼り・しっくい盛り付け(下塗り・中塗・仕上)」です。 ※ナマコ壁と言えば、日本的な「蔵」を一番に思い浮かべる作品ですが、昨今ではその機能性 以上にデザイン性から、和風のイメージとして、店舗や施設に多く利用されてはいますが、 残念ながら、その多くの仕上がりは「なんちゃってナマコ壁」であり、今回の勉強会では 「ナマコ壁」が持つ本来の機能を踏まえ、伝統的な工法を学び、手順や技を身に着けることに あります。 ★しかし、これがまた厄介な代物です。 材料となる漆喰の配合や水分の加減だけ でも、仕上がりに大きく差が出てきます。 更に、一見すれば格子状に仕上げれば良いように 見えますが、それだけでは個性が見えないと、正に経験と知識、そして思想錯誤の粋(すい)が 試される勉強課題でした。 ★本勉強会の素晴らしさは以前でも述べさせて頂きましたが、与えられた材料で、誰もが 同じ仕上がりを目指す、料理作りのレピシ公開による単なる「お料理教室」ではありません。 ※なぜ・どうして? 気候風土を意識し、個性あるデザインを施して行く。 先人達が何に思いを馳せ、「してやったり」とほくそ笑んだであろう作品群達は作者の名が 語られることもなく、今も街々で歴史を語っています。 ★東北での震災以降、周辺各地で被災した「蔵」は少なくない。 私もその幾つかを目にするが 何れも倒壊までには至らず、外観の損傷が殆どであり、改めて古来日本の「蔵」に対する 思い入れが「家宝を守る」と言う志から、基礎を始め強固に作られていると思われる。 被災後、直ぐに外壁補修に入る方、少し月日を置いてやっと入る方・・・ 私には予算的にも試行錯誤したであろうが、修復することに価値を見出せた方の多くが 先代・そして当時の技術をせめても残し、心の拠り所、先祖への感謝の念ではと想像する。 ★そんな想いも含め、左官の技術は建築の最終場面で、気候風土にあった仕上がりを 追い求めると共に、家本来のデザインや格式を仕上げるアーティス的役割を担っていたのでは と、改めて考えさせられました。 ★最後に… 地域を越え、集う者たちが常に「左官業」に誇りを持ち、自らの向上心を 奮い立てようとする姿に感激しました。 それは競い合うのではなく、共に研鑽し、共に 更なる向上を目指す「左官業」としての強い絆が伺えました。 「ありがとうございました。」 私(木田)からの言葉です。 いつか、どこかで共に「熱かった日を語りあいましょう」ただ、その日まで、みんな互いに 与えられた現場で、この日に学んだ情熱をぶつけましょう。 応援しております。 |
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福井県大野市左官研修旅行IN三木市 2012年9月2日 | |
★まだ残暑厳しい9月2日、マイクロバスに乗り込み総勢12名、彼らは金物の町 三木市を訪れてくれました。 第一のに目的は鏝鍛冶に出会うこと。 そして、鏝の制作現場を見ることでした。 「長年、左官職人をやってきて、鏝を 作られる現場を知らないって可笑しいよね。」それが彼らが行動起こす切っ掛けでした。 |
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★今回、お尋ねしたのは三木を代表する鏝鍛冶の一人、ヒシカこと梶原製作所様 でした。 正直、皆さんの最初の感想は「意外と小さな工場だね。」「もっと大きな 工場で製造ラインがあって、流作業の様に鏝が沢山出来てくると思っていました。」 ※そう考えることも決して間違ってはいない。 確かに、信じがたいだろう。 この梶原鏝製作所は三代目 梶原薫氏とその妻、そして息子で4代目直樹氏と、 パート2名の5名で切り盛りされている。 この日も工場内は熱気に包まれており、 数台の工場扇が風を送ってくれていた。 |
★梶原氏による鏝の話がされる。 軽く休憩を挟んだ時に、ある左官職人が 「いや~、これまでずっとキズのない鏝ばかりを選んでいたことが間違いだと 知って驚いたよ」「目からウロコだ。」「今度からキズのある鏝を選んで使う ことにするよ。」 ここで言うキズとは鏝のヒズミを取るために鍛冶屋によって 打たれるキリ鎚の跡のことを指しています。 ハガネは熱を加える度にソリを 起こします。 そのソリをキリ鎚で打ち、直していくのです。 打っては焼きを 入れ、また成型を行う、そのために鏝の表面数か所に線の様な細かな鎚跡が 残ると言う訳です。 (注意)押さえ鏝や塗付 中塗鏝等、厚手の鏝に見られる 症状です。 0.2~0.5ミリ等の貼り付け式鏝の場合は板部分にはキズはありま せんが、中央の黒い部分、背金(せがね)を見ればキリ鎚で打たれた箇所が 確認できる鏝も存在します。 このキリ鎚を使いこなせる鏝鍛冶も少なくなって いるのが現状です。 |
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※昼は道の駅の昼食です。 福井はお米の名産地ですが、実は三木市は 酒米として有名な山田錦の産地であり、皆さん「とても美味しい」と、召し上がって くれていました。 |
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※続いて、同 道の駅に併設された「金物展示館」の見学です。 ここでは地元、 三木市で生産されている鑿(のみ)鋸(のこ)鉋(かんな)そして、小刀な農耕具に 真剣に見ておられました。 特に農耕具には土地柄なのか、とても興味深く 意見交換されており、もし作り手が聞いたなら喜んだであろう、使い手側の素朴な 意見に私も感激させられました。 |
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※今夜の宿はホースランドパーク内の研修センターです。 今日のこの日の経験が明日の現場ですぐに生かされなくとも、今皆さんが 手にしている、その鏝のたかが1丁が実は永く受け継がれて来た鍛冶屋の 技で、そしてこれからも必死で残そうとしている僅か数名の力によって、 支えられていると言うことを… 鏝鍛冶見学をご希望されるなら出来る限り、 応援いたしますので、その節はお気軽に当社へお問い合わせ下さい。 ■株式会社 関忠(せきちゅう)電話0794-82-2318 |
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小山商事(株)※福井県 2010年展示会報告 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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※H22 5/23、願いも叶わず予報は的中し、早朝の曇り空は次第に小雨へと変わって行く。 前日に引いた100台分の 駐車ラインは雨に薄れながらも定刻を待たずして来場してくれた参加で埋まって行く。 すでに場内は熱気を帯びている。 開会までにはまだ余裕がある参加者は場内に展示された品川氏の作品に足を止めたり、各社 壁材メーカーのブースを じっくりと見学していた。 そして当社「職人魂」のブースも更に賑わいを増して行く。 ついに、定刻。 会場にはボランティアを含め総勢130名以上で溢れ返っていた。 講師を務める品川氏の表情は一気にプロのそれへと変わって行った。※「プロジェクトX」の雰囲気で読んで下さい。(古っ!) ※勉強会は乾式洗い出し工法「ドライウォッシュ」の実践講習から始まりました。 材料の加減、素材の選別とタイミング。 当日の天候(曇り空)も配慮し、配合の加減も指導頂きました。 また参加者の中には黒セメント+カンスイに黒タイルを アクセントに施し、品川氏自信をも唸らせる作品を披露したりと、個性豊かな作品に設計士や同業者、加えて取材関係者 もが、各作品を必死で見詰めているのがとても印象的でした。 昼食をはさみ、午後からは「漆喰2色使い」のテクニックが指導されました。 先ずは漆喰の特徴に始まり、加えてその 可能性から生まれたのがこの2色使いです。 ここで指導されたのは基本の理解とテクニックであり、参加者はここでも 個性溢れる作品をぞくぞくと仕上げいきました。 基本を理解しながらも規制の枠に捉われず、可能性の追求こそが、 今回のテーマだと改めて感じさせられた勉強会でした。 ※勉強会の合い間で指導されたのが誰でも出来る簡単な鏝(こて)のそり補修でした。 必要とする道具。 そして道具の意味合いと効果。 さらに実践を加えれば、これまでの不便さが嘘のように自ら簡単に 鏝の修復が出来ると言う技術です。 ただ残念だったのは多数の参加者があり、前の方に対し、後方の方々少し、 見え辛かったと言う点です。 この点に関しては映像を交え、専用工具と共にサイト内でも公開させて頂きます。(ココ!) |
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※活気を帯びた当日の写真を一部ですが、掲示板にも掲載しましたので、そちらも是非ご確認下さい。「ここです。」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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