DIYで作る男の秘密基地。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
■皆さんにとっての[秘密基地]ってどうですか。 私は子供の頃、近所の子供達と集って空き地に秘密基地を 作りました。 最初はダンボールで出来た箱のようなものでしたが、仲間の一人が工事現場の廃材置き場を見つけ 出してからは作りも本格的になり、滑り台式の非常脱出口はあるは部屋は区切られて2部屋になるは・・・そこへ 工事現場で拾ってきたエロ本を隠したり、とても楽しい思い出があります。 ある朝、基地に行ってみると 入り口が破壊されていました。 原因を究明しようと隠れて待っていると数人のアメリカ人の少年達が私達の 基地に入って行くではありませんか。 「このアメ公がっ!」 ついに戦争開始です! 私の住む町はアメリカ人が 多く住んでおり、どれも平屋で広く、芝生に囲まれた金持ちの奴らばかりでした。 それからは基地を拠点に何度も戦いが繰り返されました。 そんな、ある日、私達の空き地は突然工事の柵に囲まれてしまいました。 ショベルカーが激しく動き、数ヵ月後200坪近い大きな空き地には大きな塀と門を構えた豪邸に変わっていました。 そして私達の”秘密基地ごっこ”は世界大戦の決着を見ずして終わったのです。 男の憧れ、それは「秘密基地」 時に隠れ家であり、時には静かに酒を味わう癒しの場でもある。 私は10時間近く働いても、夜遅く飲んで帰っても必ず、この部屋で一時を過ごす。 ひどい時は2〜3時間でも 平気でのんびりしている。 好きなものに囲まれている安堵感。 これが私にとって「秘密基地」の絶対条件の かも知れません。 そう言えばウルトラセブンの最終回。 ダンをかくまう少年が連れていったのも秘密基地でしたよね。 ★では皆さんを私の秘密基地にご案内致しましょう。 |
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@まずわデスク廻りの全容です。 A東南アジアの雑貨店で購入したカーテンだと思います。1,000円もしなかったのに、とても綺麗なガラ だったので天井から壁に向けてタ゜ープの様に取り付けてみました。 Bこれは昔からあった棚を改良して行くうちに増殖してしまった状態です。後で改めて詳細を記載します。 C机は会社で使っていた古いスチールデスクを改造しました。 ベースを全てスプレー塗装で黒にしました。 天板部分はホームセンターで黒のフェイクレザーを両面 テープで貼り付けました。 つまり革張りのテーブルと言う訳です。凄く気に入ってます。 Dもう10年近く前に友人から頂いたフルキャストのゴジラです。 50センチ以上の高さと尻尾がまた長く 置くのに困っていたので壁面に棚を取り付け飾っています。 このコジラ、当時で10万近くはしました。 ライダーは近年、完成度が良かったので2,000円程度で購入しました。 ライダーはキックしている体勢 なのでやはり展示が難しく、背後に見えないよう取付け金具を自作し、宙を飛んでる姿勢で固定しました。 |
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■4段目はこのように、一見するとフィギュアのケースに見えるのですが奥には単行本が隠れています。 (エロ本ではありません。) 欠点は棚を抜き取る度にフィギュアが崩れと言うこと。 上下2段で奥行きも狭いのであまり多くは飾れない。 最上段の5段目は写真Aにあたる部分です。 ここは扉のみ。 カセットテープが収まっています。 SONYのデゥアドやTDK、FUJIなど思い出の品が保管されている。 もちろん「GO!CAN!」や「オールナイト ニッポン!」もあります。 それと忘れてました。 天井からぶら下がっているのはミラーボールのカーテンです。最初の頃はよくぶつかり ました。 でも慣れると安い場末の酒場の雰囲気があり、これも気に入ってます。やはり雑貨店で購入しました。 最近は探しても見つかりません。 輸入雑貨店の魅力ってその時の感性で「引き付けられるか」にあると 思います。 後で後悔して探してもみつからない時はホントショックです。 もちろん、買ったが使わないものも 沢山ありますが・・・ 以下に最近のお気に入り雑貨、2点を掲載しておきます。 |
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■左は壁に取り付け式のCD収納ケースです。 200円程度だったかと記憶します。 2個購入しましたがカッコよく、翌週また探しに行きましたが売り切れていまくした。 ほかにもCDケースは ありますが今ではここが見つけやすく頻繁に使用しています。 右は出合った瞬間、即買い!を決めたヒョウの敷物です。 笑っちゃいます。 あれば良いなと思っていた品でしたから。 床ってアクセントが付け難いのですよね。 2,000円程度だと記憶しています。 秋・冬限定で使用しています。 |
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■入り口近くにある棚。 なんだか判ります。 判った方はご年配者だと思いますが実は懐かしのステレオデッキ 収納ケースなのです。 学生の頃、お金がなかったので、まずはデッキから買い始め、アンプ、スピーカーそして プレイヤー、おまけに目覚まし時計まで・・・そして最後に買ったのがこのケースでした。嬉しかったな〜 中味は全部、友人に売払っちゃいましたが、なぜかこれだけ残していたのでガラスは車のスモークで目隠しして シンプルに見えるようにしていますが中は昔のレコードやVHSカセットテープがびっしり。 ついでと言っては大げさですが2段目の棚に「ゴジラのジオラマ」を作成しちゃいました。 当時は数ヶ月掛けて作り込みましたので見えない所まで完璧です。 全てフルキャストのガレージキット (小量生産品)で、一番高かった[キングギドラ]で18,000円もしました。 どれも嫁さんには一桁切った価格を 言って購入していた記憶があります。 完成当時は背景もカレンダーから空と雲の写真を切取りセットしていま したが直ぐにボロボロになり、不自然なので今は取り外しています。 |
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■職人さんが知ったら怒られそうですが。 原形は大工さんと左官屋さんの仕事でした。 当初は落ち着いた木目調に高級感のある御影石調の原石が 使用されていました。 しかし、自ら部屋の改造を進めて行くうち、どうしてもここだけ違和感を感じるように なりました。 そしてついに家族が留守の日を狙ってDIYの開始! 棚部分はグリーンに、壁面の石はオフホワイト。 レンガはグレー系、ついでに棚に穴まで開けて造花を差し 込んで改造完成! 嫁さんは怒ったのなんのって! 「高かったのよ!」 「これなら最初から、アンタが 作れば良かったのに!」 ※ほっといてもらいたい。 誰が何と言おうと、ここは私だけの部屋なのだから。 (追加)ポスターは初期の[キングコング]です。 これは米国のユニバーサルスタジオに行った友人に 探してもらいました。 この額には実は数枚収まっており他にマイケルの「キャプテンEO」、 「ターミネーター2」 「エクソシスト」 「スターウォーズ」 などが隠されています。 |
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★ガレージキッドとは・・・ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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★でもってコレクションの公開です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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■そして私が一番多くコレクションしているのがこのヒーローモノです。 子供の頃、いつもテレビにかじり付いていたあの頃、 大袈裟ですが、今の勇気をくれたのも彼らヒーロー達でした。 そして大人になって、これら作品に出合った時の衝撃は今も 忘れられません。 まさに奇跡の再会でした。 左から「キカイダー01」です。 高さ30センチの作品です。ビニール樹脂製で 当時3,000円程度だと記憶します。 作って見て実感しますが作業が半端ではありません。やはり熱に負けないよう石膏の 流し込みに始まり、細部に渡る塗装は素材感を出すのに相当苦労しました。更に写真に写る機械を保護する透明パーツですが 実際は0.2ミリ程度の薄いビニール製でハサミで切り出し取り付けています。僅かなブレでも台無しになる気苦労のいる作業 でした。しかし、高い原型の完成度は原型氏の皆さんに頭が下がる思いです。(感謝!感謝!) 次の作品は「デビルマン」です。アニメのオープニグシーン(ラスト部分)を切り取った名シーンの再現です。全高約45センチ。 タイキャスト製で当時も入手困難だった作品です。 キャストの魅力はビニール製と異なり細部が鋭利に表現できる点にあり ますが、その反面、壊れ易いのが難点です。まさにガラス細工のようなもの。 この「デビルマン」は羽根部分が一枚もので 取扱いは常に要注意です。 塗装は理想のグリーンが調合出来ると、一気に行った記憶があります。 今もお気に入りの作品 です。 立たせるのが困難なため木製の台座を購入し固定しています。 「バロムワン」はキカイダーと同じ原型氏の作品です。彼の作風の魅力は劇中の一場面を切り取った存在感が特徴です。 だから全方向より、むしろ実写同様、一方向からの視点で作品の迫力が倍増すると言う隠された魅力が存在しています。 つまり、高い完成度であっても特徴がない作品よりも、より実写に近く見る視点で作者の情熱が伝わる作品こそが名品だと 私は考えます。 その点では昨今の完成品ブームや動くフィギュアにはその魅力が作品として欠如していると考えます。 そして「V3&1号ライダー」と続きます。 ライダーシリーズはゴジラやウルトラマン同様、沢山のフィギュアが今も製作されて おります。 中でも1号ライダーは劇中の完成度が魅力的で幾つか製作しました。 昼間と夜間では表情を替えるライダー。 そこがまた魅力でもありました。 ビデオを何度も見直し、ようやく辿り着いたのが濃いグリーンの下地にパールカラーの ブルーをエアブラシで吹き付ける方法です。これによって明るい時はグリーンに、夜間ライトに照らされるとブルーに見える ライダーが再現されました。1号のスーツは更に初期ではシカ革が使用されていました。そこまで再現されている原型も多数 存在しております。 機会があればその辺りを確かめて見て下さい。 他にも色々ヒーロー物をコレクションしていますが、展示ケースに詰め込んでいて取り出す度にキズが付きそうなのでこの 辺でご勘弁を・・・ ★私の場合、コレクションとは出会いだと思っています。 だから正規の価格ではない、プレミア商品には一切、手を出して おりません。 それが、たとえどんなに欲しい商品であってもです。 だから売ることも考えたことはありません。 もし、手放すとしたら、もうコレクションすることすら辞めることでしょう。 ★これら「ガレージキッド」も最近では市場が定着し、完成品が主流となりました。 「トイザラス」等で販売されているのが それら商品です。 パッケージも出来が良く、未開封の状態でコレクションされるのが主流となりました。 しかし、どんなに優れていても「ガレージキット」の完成度には及びません。 それは作り手自身が施す、細部に至る 「拘り」の違いです。 繁栄が時代を衰退させている。 嬉しくも悲しいものです。 |
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